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2011.02.27 Sunday

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2009.12.22 Tuesday

09年ニュー・リリース♯47

09NEW RELEASE♯47
魂のゆくえ / くるり

今年もあと10日を切ってしまいまして,そろそろ恒例の年間ベストアルバムをご紹介する時期なのですが,今月に入って遅ればせながら(遅すぎ?),くるりの本作を聴くにつけ,このアルバムを紹介せずして2009年を振り返るわけにはいかないだろう,ということで今更ながらにご紹介させていただきます。くるりの8枚目『魂のゆくえ』。

くるりの作品としては,もしかしたら地味な部類に入るのかもしれませんが,個人的には彼らの作品の中でもベスト3に入るぐらい大好きな作品。基本的にアコースティック主体のかなり落ち着いた作風で,聴けば聴くほど心のひだに染み込んでくるようなアルバム。これまでも くるりはいろいろなサウンドで我々を楽しませてくれましたし,そのどれもがそれぞれに味があって最高ではあったのですが,逆にこういう風に奇を衒わないシンプルなサウンドで表現することで,彼らの楽曲の持つ本来の素晴らしさが浮き彫りになった感じがします。

クリスマスには「くるりとユーミン」名義でシングル「シャツを洗えば」をリリースするようで,聞くところによるとこのシングルがトンデモナイ名曲らしいので,今から楽しみで仕方ありません。

2009.12.16 Wednesday

09年ニュー・リリース♯46

09NEW RELEASE♯46
エックス・エックス /  ザ・エックス・エックス

毎年のことではあるのですが,12月は,その年の作品のうち,聴きそびれていたものを集中的に聴き漁るという調整月間。本作も,巷で(とりわけ本国UKで)話題になっていたものの,すっかり買いそびれていた1枚。南ロンドンから登場した弱冠20歳の4人組,ザ・XX(エックス・エックス)のデビューアルバム。

本国では既に夏にリリースされていましたが,これは早く聴いておかなくてはいけない1枚でしたね。傑作です。音的には,初期ジョイ・ディヴィジョンというか,初期ニュー・オーダーというか。ポップさでいえば,後者に近いです。特筆すべきなのは,このバンド,半端なく音数が少ないということです。まさに隙間だらけ。音がリズムを刻むというより,音の隙間がリズムを刻むといった感じ。余計な音は一音たりともなく,その楽曲において,彼らの世界観を最大限引き出すために,本当に必要な音だけを厳選しているといえばいいでしょうか。ホント,聴けば聴くほど気持ちいい音です。母親の羊水の中で聴いているような浮遊感。そんな訳のわからない心地よさを感じる音です。

何やら,すでに各メディアで発表されつつある年間ベストアルバムにも,軒並み高位にランクインしている1枚のようですが,その高評価も大いに頷ける作品です。聴き漏らしていた年間ベストアルバム候補。

2009.12.12 Saturday

09年ニュー・リリース♯45

09NEW RELEASE♯45
ライブ・アット・レディング /  ニルヴァーナ

このブログを始めて かれこれ4年になるわけで,その間に極私的な愛聴盤を何百枚とご紹介してまいりましたが,1度も触れてこなかったこと,「じゃあ一体どのアルバムが一番好きなのよ?」という問い。この質問を10回訊かれたら,たぶん2回ぐらいはペイヴメントの『CROOKED RAIN』と答える可能性はありますが,残り8回は間違いなくニルヴァーナの『NEVERMIND』と答えます。それぐらいこのバンドは私にとって特別なバンドでありまして,よって,このライブ・アルバムを客観的に云々できる立場にはありません。だから,キーをハズシておどけて見せた「SLIVER」の歌い出しも,「SMELLS LIKE 〜」の気の抜けたようなピッキングも,すべて予定調和を嫌う彼らのパンク・スピリットそのものにしか聴こえないし,そうした一つ一つの演奏・仕草に,終始鳥肌が立ちっぱなしでした。その中でもハイライトは,やはり「COME AS 〜」から,大合唱の「LITHIUM」,そして1stの名曲「ABOUT A GIRL」への流れ。クリスが言うようにこのライブは演奏面においても安定感があって素晴らしい。まさにバンド絶頂期のライブといっても過言ではありません。そして,演奏だけでなく,カート・コバーンという男の素のやさしさも垣間見ることのできる作品(DVD)でもあります。コートニー・ラヴと娘を愛してやまない父親としてのカート。ステージ後にサインを求めてきたファンに,彼の病気に気遣いながら,やさしく応対するファン想いのカート。胸が熱くなってしまいました。

80年代からロックを聴き始めた私は,このバンドが出てくるまで,ずっと,77年のピストルズをリアルタイムで体験できた世代の方々を羨ましく思っていたのですが,今は,このバンドとリアルタイムに出会えたことを本当に誇らしく思えます。私にとってのビートルズであり,ピストルズ。今1歳の息子に,将来,間違いなく自慢するであろうかけがえのないバンド。(過去の偉大なバンドを自慢するロック・オヤジが一番嫌いだったはずなのに,自分がそうなろうとしている…(笑)。)

2009.12.04 Friday

09年ニュー・リリース♯44

09NEW RELEASE♯44
ラディテュード /  ウィーザー

昨年のリリースに続く短スパンでのアルバム・リリースということもあってか,個人的にはウィーザー渇望度が全くなかったので,買うには買ったのですが暫くのあいだ放置していたウィーザーの新作。とりあえず,一聴してみた第一印象は,「こりゃあ,従来からのウィーザー・ファンからしてみて,どうなんだろう・・・。」

そんな余計な心配をしてしまうぐらい,ある意味,毒にも薬にもならないような感さえ覚えてしまう激ポップなアルバム。まあ,ブッチ・ウォーカーがかなりの楽曲に絡んでいるようですので,この風通しの良さは必然といえば必然。あとは,従来のウィーザーのサウンドとどれだけ切り離して聴けるかというところでしょうか。

かくいう私も,正直,最初はかなり戸惑ったのですが,よくよく聴けば,かなりフックのある楽曲が並んでいるのも事実。良い曲(特にM1〜M5まではパーフェクト!)が結構ある。それだけといえばそれだけなのですが,まあ,これが今のリヴァースのモードということなのでしょう。従来のリスナーも,新しいウィーザーの楽しみ方として試してみるのもいいかもしれません。意地悪な言い方をすれば,執拗にシューガー・コーティングされた大衆ポップアルバム。良く言えば,より多くのリスナーに訴えかける可能性のあるメジャー志向アルバム。要はどう聴くか。

2009.11.28 Saturday

09年ニュー・リリース♯43

09NEW RELEASE♯43
アルバム /  ガールズ

個人的には,各メディアの絶賛の嵐に微妙な距離感を感じているところではありますが,かと言って嫌いなわけはなく,むしろ,好きな音ではあります ガールズのデビュー・アルバム。

カリフォルニアから登場した2人組ということもあって,音の方はかのブライアン・ウィルソンよろしく,ドリーミーなサイケデリア・サウンド。かなりローファイ仕上げでチープなサウンドではありますが,とにかくメロディが抜群に立っています。そして,特筆すべきは,このポップなメロディに乗っかってくる気持ち悪いぐらい甘ったるいヴォーカル。はっきり言って,このベタベタな気色悪いヴォーカル(?)に耐えれるかどうかで,このバンドの評価は分かれるような気がします。

このバンドの表現しがたいある種の匂い立つような強烈な個性は,幼少期にカルト教団とともに生活をしていたとかという我々の想像を超えた経験を持つフロントマンのクリストファー・オウエンスの個性そのものなのでしょうが,それにしても濃ゆすぎるキャラですね。この男には,ブレッド・アンダーソンが初めて登場してきた時に感じた同じ匂いを感じてしまいます。まさにキャラ勝ち。

2009.11.20 Friday

09年ニュー・リリース♯42

09NEW RELEASE♯42
ネセサリー・イビル /  ザ・ミイラズ

話題の邦バンド,ザ・ミイラズ。

なるほど。こりゃ,A・モンキーズですね。
今回,初めて彼らの音楽を聴いたのですが,やはり既に散々言われているように,どうしても先のバンドを連想せざるを得ない音です。やれパクリだとか焼き直しだとか,洋楽リスナーに突っ込まれ放題なのも分かるような気はしますが,だからと言って悪いわけではありません。誰かのロックは,必ず他の誰かのロックに似てるものですから。私はどちらかというと,ここまでの徹底ぶりにある種の潔さというものを感じて,逆に好感が持てたりします。これは,A・モンキーズに対する純粋な愛情表現でしょう。いずれにしても,比較的リアルタイムに欧米のシーンとリンクしたバンドが,ここ日本に登場してくるというのは,良いことだと思います。

ということで,基本的にこのミイラズというバンドは嫌いではないのですが,敢えて言わせていただくならば,彼らのリリックに若干のむず痒さを感じてしまいます(特にM7「神になれたら」は厳しいなあ)。まあ,私がジジイになってしまったからなのかもしれませんし,この自意識過剰気味のリリックこそがロックのような気もします。

ミイラズがお手本とした某バンドは,今年リリースした3rdアルバムで,とんでもない彼方へブッ飛んでしまいましたが,さて,このミイラズの次はどう来るのか。楽しみです。

2009.11.06 Friday

09年ニュー・リリース♯41

09NEW RELEASE♯41
ゼア・イズ・ノー・エネミー /  ビルト・トゥ・スピル

ビルト・トゥ・スピル,最高!

だれもこのバンドを採り上げてくれないので,しつこいけど もう一度言います。

ビルト・トゥ・スピルが最高なんです。

USギター・ロックの重鎮,ビルト・トゥ・スピルの通算7作目(スタジオ・アルバム)となる『THERE IS NO ENEMY』。3年ほど前にリリースされた前作『YOU IN REVERSE』も,なかなかの傑作でございましたが,本作も彼らの持ち味をあますところなく発揮した相当の傑作となりました。今作においても,彼ら特有の,まるで万華鏡のような鮮やかなドリーミー・サウンドを聴くことができるのはもちろんのこと,M2(「HINDSIGHT」)やM9(「PLANTING SEEDS」)のような,コンパクトで激キャッチーなギター・ポップも聴けたりして,これまでのファン層以外にも広く喜んでもらえるような作品といえるでしょう。

ただ,如何せん,ここ日本においてはメディアでもほとんど採り上げられることがなく,知名度がすこぶる低い。

だからもう一度声を大にして言います。
ビルト・トゥ・スピルというバンドがとにかく最高なんです。

2009.11.02 Monday

09年ニュー・リリース♯40

09NEW RELEASE♯40
コンディションズ / ザ・テンパー・トラップ

今年はこのブログの更新率もすっかり低くなってしまっていますが,そんなスローペースを反映してか,今更ながらにこのバンドのご紹介となります。オーストラリア出身の新人バンド,ザ・テンパー・トラップ。

NME等でもかなり話題になってはいましたが,いくつかの楽曲を聴くにつけ,個人的には若干胡散臭さを感じたりしていまして,なかなかアルバムを購入するに至らなかったわけですが,やっとこさアルバム全編を聴くにつけ,あらためて確信しました。このバンドは世界的にブレイクする逸材であると。

コールドプレイ,レディオヘッド,U2等々。いたる所で,ビッグバンドの影響が垣間見えて,とにかく凄く器用なバンド。そのあたりの優等生ぶりが,胡散臭さを感じた原因なんだろうと思いますが,先日,ご紹介しましたミュートマス同様,このバンドのスケールの大きさには,そこら辺の若手バンドとは比較にならないほどのポテンシャルを感じたりします。それにしても,ホント,完成され過ぎのデビューアルバムですね,コレは。

ネクスト・コールドプレイ。そんなわかりやすい,コテコテの王道を迷わず進んでほしいバンドの登場です。

2009.10.24 Saturday

09年ニュー・リリース♯39

09NEW RELEASE♯39
ザ・ファースト・デイズ・オブ・スプリング / ノア・アンド・ザ・ホエール

傑作。
ノア・アンド・ザ・ホエールの2ndアルバム。

それにしましても,ノアって,こんなに暗いバンドでしたっけ。1stはもっと牧歌的な印象を受けてたんですけど,少なくとも本作では,長閑にウクレレを弾きながら口笛を吹いている彼らの姿はありません。もう,アルバムの最初から最後まで徹底してセンチメンタル。というか,女々しい。とにかく“BROKEN HEART”という単語を連発してます。まさに傷心アルバム。何か,聞くところによると,チャーリー・フィンクが,ローラ・マーリングちゃん(元メンバー)に失恋しちゃった(?)ために,こんなおセンチなサウンドになっちゃったとからしくて,まあその辺の事情はよくわかりませんが,それにしても,どんな事情にしろこんな狂おしいぐらい切ないアルバムができちゃったわけですから,ファンとしましては「めでたし」としましょう。M8「STRANGER」からM9「BLUE SKIES」の流れなんて,ベルセバ・ファンでなくても悶絶するくらいに美しいもの。

チャーリー・フィンクって,現UKにおいて,屈指のソングライターですね。年間ベスト5候補。

2009.10.15 Thursday

09年ニュー・リリース♯38

09NEW RELEASE♯38
ザ・ボーイ・フー・ニュー・トゥー・マッチ / ミーカ

ミーカの2ndアルバム。

あえて身も蓋もない言い方をすれば,「1stの姉妹的な作品」あるいは「1stの続編的な作品」。もしかしたら,そういう理由で,世間的な評価も微妙な1枚なのかもしれません。
…ですが,個人的には,だからと言ってつまらないかといえば全然そんなことはありません。さすが,ミーカ。この人は絶対天才。断固支持。

確かに,音楽性にあらたな展開があるわけでもなく,やってることは1stと大して変わりないですが,そもそも1stからして,かなり“濃ゆい”アルバムでしたので,また同じくらいの気合いの入りようでこれほどまでに濃厚なアルバムを創りあげたわけですから,そこはしっかりと評価されるべきだと思います。それに,細部にわたる楽曲の完成度から言えば明らかに1stを超えていると思いますし。「オレにはこれしかできない」という執拗なまでのポップスへの拘りがヒシヒシと伝わってきます。

プリンスだって,マイケル・ジャクソンだって,素晴らしいポップスを鳴らしていた人たちは,みんな過剰すぎるぐらいの独自の音世界を持っていたはずなのに,今,そんなミュージシャンがどれだけいるだろうか。ミーカには,そういう“濃ゆ〜い”ミュージシャン目指して,突き進んでほしい。

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