ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< March 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
2011.02.27 Sunday

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2008.05.15 Thursday

男気ロック

♯219
22-20s
22−20s / 22−20s

最近,テレビをつければどのチャンネルを廻しても(いまどき,「チャンネルを廻す」という表現はないですね・・)クイズ番組ばかりです。しかも,どうやら世の中的には「馬鹿」の方が売れるらしい。見てる人はいったいどう思って見ているのだろう。オレより馬鹿がいて安心しているのだろうか。開き直って「馬鹿」を売り物にしているタレント本人よりも,それを飯のタネにしている「作る側(テレビ局)」の人間と,それを見て喜んでいる「見る側(視聴者)」の人間にどうしようもない虚しさを感じてしまいます。(昨日偶然見たクイズ番組では,「かつて売れていて今は海外かどっかで悠々自適に生活していて,暇になったら小遣い稼ぎにたまにテレビにでてくる」某大物オヤジタレントが,偉そうに出ていた。いったい誰が彼を求めているのだろうか。誰も頼んでいないのに,テレビを作る側があの人を使うから,本人も勘違いするんじゃないだろうか。)

ロックの世界も,そういうことはよくある話です。NMEが無理やり“シーン”らしきものを拵えて,レコード会社は同じようなバンドばかりをデビューさせる。世間的には誰も望んでいないのに,昔ビッグだったバンドを再結成させ,お金儲けをする。
作る側(テレビ局・レコード会社)は,きっとプライドなんかないんだろうから,見る側・聴く側が,あの人たち(作る側)を調子に乗せないように,しっかりしなくちゃいけないと思う。

なんか,このブログには珍しく,ちょっと“熱い(暑苦しい?)”前置きで始めてしまいましたが,今日ご紹介するバンドは,そんな時代のトレンドなどには目もくれず,ただひたすら“自らの信じる音”だけを鳴らしたバンド,
22−20s です。

このバンドは,'04年にアルバム・デビューし,そのたった1枚のアルバムだけでアッと言う間に解散してしまいました。彼らは,当時,フランツ・フェルディナンドなどのポスト・パンク・バンドが英国シーンを賑わしている最中,時代の流行とは百万光年離れた古典的な音(ブルース)を鳴らし,ネオ・ブルースの旗手として注目を集めたバンドです。(皮肉にも,英国メディアからも相当もてはやされたりしましたが(笑))
このバンドは,本作に先立って,「05/03」というライブEPをリリースしていたのですが,私が彼らの音を最初に聴いたのはそちらの方でした。そのライブEPが,とんでもない熱量を放つ激エネルギッシュな1枚でしたので,正直,本ブログでも,このデビュー盤よりそちらの方を紹介したいぐらいなのですが,EPなのでやめました。機会がありましたら,ぜひ,そちらの方(ライブ・ヴァージョンの「DEVIL IN ME」,「SUCH A FOOL」なんか,ホント失禁ものです(笑))もお勧めです。

このバンドはリトル・バーリー(最っ高!)とともに,米国のブルース・エクスプロージョンやホワイト・ストラプスに対抗する英国産ブルース・バンドとしてもっともっと頑張ってほしかったのですが,解散が本当に惜しまれてなりません。
2008.04.20 Sunday

3rdってCD化されないのでしょうか。

♯216
バッド・ガール・ソングス(紙ジャケット仕様)
バッド・ガール・ソングス / トニー・コジネク

ここのところ新譜ばかりを紹介してきましたので,新譜紹介は一休み(というか,もう小遣い切れで買えない・・)させていただき,久しぶりに旧譜の紹介をさせていただきます。

カナダのSSW,トニー・コジネクが'70年に発表した2ndアルバム「BAD GIRL SONGS」。(なんて,素敵なアルバム・タイトルなんでしょう)

知名度的にも,あまり広く知られている存在ではありませんが,本作はSSWフリークの間では名盤中の名盤で,同時期のジェイムス・テイラーやキャロル・キングらの名作と比較しても全く見劣りしない傑作です。

トニー・コジネクは,カナダ出身のSSWで,本作は,あのジェイムス・テイラーを見出したピーター・アッシャー(ピーター&ゴードン)のプロデュースによる彼の代表作です。デビュー作「PROCESS」('69年)では,初めてのスタジオ録音で何もわからないままレコーディングが進められたこともあり,本人も不満の作品(実際,今聴いてみてもかなりのオーバープロデュースの感あり)でしたが,本作は,よりコジネクの「歌心」にスポットがあてられ,余計な音が一切入ってない極めてシンプルな音づくりとなっており,彼の繊細でピュアなメロディーがダイレクトに伝わってくる傑作となりました。このあたりは,ジェイムス・テイラーの作品同様,本作のプロデュースにあたったピーター・アッシャーの手腕によるところが大きいと言えるでしょう。

ジェイムス・テイラーやキャロル・キングの作品が,ヒッピー・ムーヴメントの終焉とともに現れたSSWブームの象徴となり,所謂「ロックの歴史」に名を刻んだ名作として認識されている一方で,本作のような地味な作品は,下手をすると歴史に埋もれたまま忘れ去られかねない作品であったはずなのですが,40年近くが経とうとしている今でも,こうしてちゃんと聴き継がれ,愛され続けているという事実。
それは,「何を次世代に残すべきか」を心得え,2度もCD再発('93年,'05年)に踏み切った某大手レコード会社の貢献もさることながら,やはり,何よりも,彼の創ったメロディーの美しさに「永遠の生命」が宿るからなのでしょう。

エリオット・スミスとかロン・セクスミス(奇しくもこの人もカナダ出身)とかを好きな若い人にも是非聴いてほしい1枚です。
2007.12.14 Friday

人それぞれの名盤

♯196
子供の目(紙ジャケット仕様)
ジ・アイズ・オブ・アン・オンリー・チャイルド / トム・ヤンス

今回取り上げさせていただくアーティストは,至極私的なお気に入りアーティストの1枚です。

本作は,70年代に活躍した米国のシンガー・ソングライター,トム・ヤンスの発表した2ndアルバムです。
先日,何気にHMVのホームページでアーティスト検索をしていたら,今年彼の作品が紙ジャケで再発されているのを知り,ついつい(2枚目となりますが)購入した次第です。

本作との出会いは恐らく15年以上も前のこととなります。とある中古屋レコードショップのワゴン・セールの中から本作を見つけ,それこそ名前も知らなかったのですが,何となく風貌がロリー・ギャラガーみたいでカッコよかったというだけでジャケ買いしたのがきっかけでした。
当時はまだレコード・プレイヤーを所有していましたので,さっそく針を落して(ジャケ買いのこの瞬間ってすごくワクワクしません?)聴いてみたところ,地味なんだけど,素朴で飾り気がなくて,ファンキーな曲もあるのだけど,どことなくジャクソン・ブラウンを思わす哀愁さもあったりして,すぐに気に入ってしまいました。しばらく聴き入りながら,ジャケットのクレジットやらを隈なく眺めていたら(音を聴きながらのレコード・ジャケットの鑑賞って何て楽しいのでしょう)エグゼクティヴ・プロデューサーの名前に「ローウェル・ジョージ」の名前が。ちょっと感動しました。ジャケ買いなのに,結構当たりじゃん,このレコード。

当時はインターネットもまだなかった頃でしたので,それ以上,トム・ヤンスについて詳しく知ることはありませんでした。彼がもうすでにこの世にいないことを知ったのも,彼の3rdアルバムをはじめて耳にしたのも,それからずっと後のことでした。

偶然に出会ったレコードほど,運命的なものを(勝手に(笑))感じたりして,その人にしかない喜びが付加価値として付くことがよくあります。そんな音楽を聴くもう一つの楽しみ方を教えてくれた1枚であり,私にとっては紛れもない「大名盤」です。
2007.11.13 Tuesday

隠れてはいけない名盤

♯187
Hollywood Dream
ハリウッド・ドリーム / サンダークラップ・ニューマン

たまには「隠れた名盤!」的な作品も紹介しなくちゃ・・・と思いつつ,我が家のCD棚を捜索していたところ見つけた本作。'70年発表のサンダークラップ・ニューマンというブリティッシュ・ロック・グループが残した唯一のアルバムです。

サンダークラップ・ニューマンはスピーディー・キーンを中心に,後にウイングスに加入したジミー・マッカロク(なんと当時16歳!),アンディ・ニューマンの3人によるグループ。本作の楽曲のほとんどを手掛けるキーンは,元々ピート・タウンゼントと親しく,ザ・フーの「セル・アウト」の冒頭曲を飾る「ARMENIA CITY IN THE SKY」の作者でもあります。そんなピートとの深い親交から結成されたのが本バンド,サンダークラップ・ニューマンです。

ピート本人のプロデュースのもと作られた本作は,とりわけロック史において何か革新的なことがなされたわけでもなく,歴史的名盤という類のものではありませんが,今なお,本作を「隠れた名盤」たらしめ,一部ファンの間で絶賛されている最大の理由は,やはりキーンの書く楽曲の素晴らしさでしょう。彼らの最大のヒットナンバーである「サムシング・イン・ジ・エアー」はもちろんのこと,「ハリウッド#1」や「ザ・リーズン」等,思わず「B」の付く英米の偉大なバンドを引き合いに出してしまいたくなるほど,ポップでメロディアスな楽曲が並んでいます。
加えて,キーンの鼻にかかったハイトーン・ボイス。この切ない哀愁のある歌声は,まさに「AFTER THE GOLD RUSH」時代のニール・ヤングそっくり。たまりません。

たった1枚のみのサンダークラップ・ニューマンの作品ですが,今なおファンを魅了し続ける普遍的な名作だと思いますので,是非,機会があればお試しください。
2007.10.28 Sunday

まったく持って,老婆心ながら・・・。

♯183
More Songs About Buildings and Food
モア・ソングス・アバウト・ビルディングス・アンド・フード / トーキング・ヘッズ

某雑誌の創刊25周年企画での80年代ロック・アルバム・ベスト100の評価を待つまでもなく,トーキング・ヘッズの4thアルバム「リメイン・イン・ライト」はロック史に残る歴史的傑作です。これまでに何度もあった各誌の同様の企画で,同作品はいつも上位にランクされていたように思います。

ただ,その度に思っていたのが,これから初めて,このトーキング・ヘッズという素晴らしいバンドに出会おうとする人が,この作品だけでそれっきりにならなきゃいいな ということでした。お恥ずかしい話,何を隠そう私がそうだったからです。

「リメイン・イン・ライト」がヘッズの集大成的作品であり,歴史的傑作であるということについて全く異論の余地はありません。ですが,これから初めてヘッズというバンドに触れようとする若い人には同作品から入ることをお薦めしません。ヘッズ入門盤としては,他の諸作に比べ,かなり前衛的で難解だからです。

まだロックの「ロ」の字も知らなかった甘ちゃんロック・リスナーだった私は,最初に聴いたヘッズの作品が不幸にもその歴史的名盤でしたので,それ以降,「ヘッズ=何やら前衛的な難解アートロック集団」という一面的な印象がインプットされてしまい,他のもっとポップな傑作(1stや2nd)を知るのがずっと後になってしまったという苦い思い出があります。本来,「どれから聴くべし」なんてのはオヤジ・ロックリスナーの醜い思い込みに過ぎないのですが,“「リメイン・イン・ライト」こそがトーキング・ヘッズ”という向きに少し辟易する部分もありまして・・・。

本作('78年2nd)は,彼らがまだNYのアート・パンク・バンドという枠に留まりながらも,ブライアン・イーノという今後自らのバンドの命運を握ることとなる最高のパートナーと出会い,ロックという既存のフォーマットから最初に逸脱しようとしてみせた初期の傑作です。以降の作品でますます顕著になる彼らのプリミティヴでファンキーなビートの萌芽が既に本作でも窺え,なおかつ,楽曲自体がすごくポップでキャッチーなものが多く,ヘッズの魅力を知るには格好の一枚だと思います。クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー好きな方に特にお薦めします。

やっぱり,私にとってのトーキング・ヘッズの最高傑作は本作です。
2007.05.14 Monday

マシマロは関係ない,本文と関係ない。

♯143
The Slider
ザ・スライダー / T.レックス

T.レックスは,「グラムロック」という文脈の中で云々するよりも,70年代後半のロンドン・パンクのプロトタイプとして評価されるべきロックンロール・バンドだと勝手に思っています。それは,T.レックスが時代を超えてこれだけ永く愛され,評価され続けている理由の一つだとも思っています。

ブギーを基調としたシンプルなロックンロールに乗せてマーク・ボランが声を震わせながら歌うのは,「メタル・グルー」やら「テレグラム・サム」といった言葉遊び程度の他愛もないポップソング。それは,60年代後期から70年代にかけて,すっかり観念的で頭でっかちになってしまった,鈍くさい「ロック」に対する痛烈なカウンターでもあります。

ロック史における歴史的名盤は「ELECTRIC WARRIOR」かもしれませんが,個人的には,マーク・ボランの意図的な「ロックの観念性からの解放」がますます顕著な本作の方が好きです。

ロックを等身大のサイズに戻すことに成功した,何回目かのロックンロール・リバイバル。

2007.04.24 Tuesday

個人的にトラヴィスはアリです。

♯136
ザ・マン・フー
ザ・マン・フー / トラヴィス

トラヴィスというバンドは,筋金入りのロックリスナーにとって非常に評価の困るバンドなのだと思う。コールドプレイやキーンといったバンドと並ぶ英国の典型的な叙情派ロック。革新性ゼロ。あるのは圧倒的なメロディの美しさのみ。とにかく楽曲がとんでもなくメロディアスで湿っぽい。ロックに先鋭的なスリルを求める人は,トラヴィスのロックは退屈極まりない歌謡曲にしか聴こえないかもしれない。保守的な大衆バンドとして揶揄する気持ちもわからなくもない。

ただ,これだけの完璧なメロディを紡ぎ出すことのできるバンドが他にどれだけいるだろうか。初期のレディオヘッドかコールドプレイぐらいだろう。まるで,人間の脳味噌が最も刺激されるメロディの組み合わせをコンピューターか何かではじき出しているのではないかと思うほど,彼らのメロディは圧倒的に気持ちいい。

本作は,彼らの出世作となった2nd。とにかく捨て曲ナシの名曲揃いです。もうすぐリリースされる新作も,ナンダカンダ自分の中で正当化して聴きまくるのだろう。

2007.02.02 Friday

ロック界のスーパージャイアンツ

♯111
Traffic
トラフィック / トラフィック

どうでもいいことですが,スティーヴ・ウィンウッドって草剛似だと思う。

MTV世代ド真ん中の私にとって,スティーヴ・ウィンウッドとの出会いはソロ時代の「ハイヤーラヴ」(1986年)の大ヒットでした。10代でスペンサー・デイヴィス・グループのヴォーカリストとしてデビューし神童と呼ばれ,その後もトラフィックやらブラインドフェイスやらスーパーグループで活躍したカリスマの経歴など,当時の私は全く知るはずもなく,ただのノリのいいポップスを歌うオッサンとしか思っていませんでした。

そして,そんな偉大なるボーカリストに対して,今あらためて思うのが「草剛似だな〜」ということ。全く失礼な話です。

本作は,最も脂の乗り切っていた彼が在籍していたトラフィックの2nd。トラフィックの名盤はよりサイケ色の強い1stが相場だと思いますが,私は地味ではありますが渋味のある本作が大好きです。どちらかというとD・メイソンの叙情的な部分が出ている作品といれるかもしれませんが,天才ウィンウッドの黒っぽいボーカルを十分堪能できる好盤です。
2006.12.23 Saturday

閉店ガラガラ〜!

♯100
Closing Time
クロージング・タイム / トム・ウェイツ

記念すべき100枚目。
とりあえず,1アーティスト1枚で私的名盤を徒然なるままに紹介してきたが,今年の名盤紹介は,100枚目の本作「CLOSING TIME」をもって一旦閉店することにしよう。

弱冠24歳のトム・ウェイツによるデビュー作。
この哀愁深い声は,たった24年間という短い期間に,一体何本のタバコとジャック・ダニエルによって,そしてどんな人生を送って形成されたのだろうか。
初っ端の「OL'55」の「ワン・ツー・スリー・フォー」という彼の発する魔法の呪文とともに,レコードの針を落とした瞬間,トム・ウェイツ・ワールドにもっていかれる。

すべてのオヤジロックファンは,この作品の素晴らしさを若いロックリスナーに伝える義務があると思うほどの,ロッククラシックの名盤。



2006.08.08 Tuesday

夕焼け小焼け

♯55

ダスク / ザ・ザ

最近,日々のくだらない仕事に忙殺されてお休みがちですが,久々にアップします。
今までは,何らかの関連性のあるレコードを,イかしたDJの「黄金のツナギ」よろしく,数珠繋ぎに紹介してきましたが,正直,紹介したいレコードがいつまで経っても紹介できない!という便秘状態のため,もうやめます。これからは,何の関連性もなく本能の趣くまま垂れ流していきますのでよろしくお願いします。

ということで,所謂「孤高の人」であるが故,他のレコードとの関連性がほとんどないため,ずっと紹介できずにいたマット・ジョンソン率いるザ・ザ。(関連性があるとすれば,ジョニー・マーのスミス繋がりですが,スミスは記念すべき初っ端にJ・バックリーに繋げたためアガリ済み。)
正直,このアルバムは,私のベスト3に入る激推薦の1枚。歌詞もメロディもジャケットも,すべてが完璧。前作「MIND BOMB」も良いですが,よりブルージーになった本作の音は,サラリーマンが黄昏れるにはあまりにも効き過ぎ。もう切な過ぎる。
「自分を変えることができないのなら,世界を変えろ。」「はい,がんばってみます!」
Powered by
30days Album
PR