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2011.02.27 Sunday

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2011.02.27 Sunday

11年ニュー・リリース♯3

11NEW RELEASE♯3

やはり,個人的に好きなバンドなので,この新作をやり過ごすわけにはいきません。
コールド・ウォー・キッズの3rdアルバム。

ネオ・ブルースの旗手と言われたこれまでの彼らのサウンドに比べると,別バンドといっても何ら問題ないぐらい,180度ベクトルの違うサウンドと言えるでしょう。それこそ,ホワイトストライプスが,いきなりコールドプレイほど暑苦しくなったぐらいの豹変ぶりです。おそらく,これまで彼らのファンであった人の10人中9人は失望させられると思います。間違いないです。

・・・と言いながらも,このダサさスレスレ(というかダサい)を辛抱しながら毎日聴いていると,妙にハマってきました。どこを目指しているかさっぱりわかりません(もしかしたら,キングス・オブ・レオンか? それとも本当にコールドプレイか,はたまたU2?)が,メロディの輪郭は間違いなく過去2作に比べて際立っていますし,かなり良い曲が多い。前2作を忘れてしまえば,「意外に良いアルバムじゃん」なんて思ったりしてきました。やっぱり,このネーサン・ウィレットのボーカルが,個人的に肌に合うんだろうな。

ということで,コールド・ウォー・キッズのある意味デビューアルバムです(笑)。前2作が好きだった人には絶対にお薦めいたしません。

2011.02.19 Saturday

11年ニュー・リリース♯2

11NEW RELEASE♯2

それにしても,大好きだったコールド・ウォー・キッズ(CWK)の新作があまりにも変貌していたことに驚いてしまいました。一体,どうしちゃったのよ。1st&2ndからとのあまりの豹変ぶり・・・。君達,どこ目指すことにしたの?

ということで,CWKのニューアルバムの紹介は見送りまして,あわせて買っていたジョニーというバンドのアルバムを紹介させていただきます。

耳馴染みのないこのバンドは,今や伝説となりつつあるあの「ウェールズの至宝」ゴーキーズ・ザイゴティック・マンキの中心人物であるユーロス・チャイルズと,こちらは言わずと知れた「グラスゴーの至宝」ティーンエイジ・ファンクラブのノーマン・ブレイクの2人を中心とするプロジェクト。これまでゴーキーズの活動でも交流のあった2人ではありますが,あらためてこうしてバンドとしての作品を聴いてみると,後期ゴーキーズの「牧歌的ではあるけれどもどこか捻くれたサウンド」とノーマン特有のポップかつキャッチーな甘いメロディが見事に融合した,絶妙なケミストリーを生み出しております。ファーリーズあたりが好きな方は絶対お勧めのアルバムです。

2011.02.12 Saturday

11年ニュー・リリース♯1

11NEW RELEASE♯1
21 / アデル

大変遅くなりましたが,2011年 ニュー・リリース1枚目の紹介です。

アデルの3年ぶりとなる新作『21』。
09年のデビュー時に,グラミー(「最優秀新人賞」,「最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス」)まで受賞し,今や世界的なシンガーにまで登り詰めたアデルちゃんではありますが,今作は「グラミー受賞後」で「2枚目のジンクス」という相当しんどい状況の中,さぞかしプレッシャーもあったことだろうと思いますが,さすが天才は違います。良い意味で「無難な2枚目」をリリースしてきました。たしかに「CHASING PAVEMENTS」のような大衆受けするキャッチーな楽曲は少ないように思えますが,前作の「19」という年齢から「21」になった分,大人の余裕のようなものを感じるアルバムとなっています。

いかにもグラミー賞アーティストらしく,同じソウル・シンガーとしては,エイミーワインハウスやダフィーに比べると多少優等生すぎるところはありますが,この人の場合,そもそもデビュー時から王道ど真ん中の「ホンモノ」でしたので,「まったく奇を衒っていない」この2枚目は非常に好感が持てますし,是非セールス的にも売れていただきたいです。

2011.01.31 Monday

雑談

ヤバい。
世の中では,フェイスブックがどうだとか,SNSがどうだとか騒がしい今日この頃ですが,個人的には,ここ最近,パソコン離れが著しい。本ブログ更新も思いっきり滞ってしまってますね。

今年に入ってまだ新譜を1枚も聴いていない・・・。だから,記事書けない。当り前と言えば当り前ではあります。音楽を聴けていない理由は,ここ最近,音楽を聴くより読書している時間が増えてしまっていること。人生何回目かの読書熱のようです。件のフェイスブックに関する話題の本「フェイスブック 若き天才の野望」も読みたい本としてリストアップ中です。

ということで,ブログ更新が滞っておりますが,ボチボチやっていきますのでどうかご容赦ください。

2011.01.03 Monday

2010年ベストアルバム(番外編)

カム・アラウンド・サンダウン / キングス・オブ・レオン

あけましておめでとうございます。
早いもので当ブログを開始して6年目を迎えることとなりました。本年もマイペースでやっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

さて,2010年ベストアルバムの番外編ということで,もう少し昨年を振り返ってみたいと思います。例年,ベスト5を選ぶのにかなり苦労してしまうのですが,今回ほどこの5枚という枚数の少なさを酷に感じた年はありませんでした。(少なくとも「コレは絶対外せない,外したくない」というアルバムがあと5枚以上はありました。) それだけ2010年という年は豊作だったということでしょう。年の前半には,ヴァンパイア・ウィークエンドやジーズ・ニュー・ピューリタンズやフォールズ,そしてMGMTといった08年デビュー組の傑作2ndアルバムが連発してリリースされましたし,後半には,キングス・オブ・レオンやアーケード・ファイアといった新しく時代を背負っていくバンド達の傑作アルバムもありました。挙句の果てには,暮れに届けられたカニエの怪物アルバムもあったりして,とにかく1年を通じて話題豊富な年だったように思います。しいて言えば,UKロックシーンがかなり悲惨な状況(先に述べた2,3のUKバンドを除く)にあるということぐらいでしょうか。どちらかというとUSインディ好きの私にとって,UKロックの停滞はあまり影響ないのですが,やはりUS・UKが刺激しあってこそ,世界のロックシーンは活性化されますので,今年のUKロックの復活に期待しましょう。

ということで,例年は5枚にとどめるのですが,昨年ばかりはあまりに良作が多かったので,ベスト5から漏れた,個人的にどうしても外せない傑作アルバムをいくつかご紹介させていただくとともに,例年同様,昨年購入した新譜アルバムを備忘録として以下に記載します。

【ベスト5に漏れた極私的傑作アルバム(順不同)】
『TEEN DREAM / BEACH HOUSE』
『TOTAL LIFE FOREVER / FOALS』
『MY BEAUTIFUL DARK TWISTED FANTASY / KANYE WEST』
『COME AROUND SUNDOWN / KINGS OF LEON』
『A THOUSAND SUNS / LINKIN PARK』
『SERTONIN / MYSTERY JETS』
『CONTRA / VAMPIRE WEEKEND』

【2010年購入新譜リスト】
I HEART CALIFORNIA / ADMIRAL RADLEY
THE SUBURBS / ARCADE FIRE
BEFORE TODAY / ARIEL PINK'S HAUNTED GRAFFITI
A-Z VOL.1 / ASH
A-Z VOL.2 / ASH
AVI BUFFALO / AVI BUFFALO
INFNITE ARMS / BAND OF HORSES
TEEN DREAM / BEACH HOUSE
WRITE ABOUT LOVE / BELLE AND SEBASTIAN
CRAZY FOR YOU / BEST COAST
BEAT THE DEVIL'S TATTOO / BLACK REBEL MOTORCYCLE CLUB
FLAWS / BOMBAY BICYCLE CLUB
FLAMINGO / BRANDON FLOWERS
BROKEN BELLS / BROKEN BELLS
FORGIVENESS ROCK RECORD / BROKEN SOCIAL SCENE
IRM / CHARLOTTE GAINSBOURG
FURTHER / THE CHEMICAL BROTHERS
STRANGE WEATHER,ISN'T IT? / !!!
BUTTERFLY HOUSE / THE CORAL
CRYSTAL CASTLES / CRYSTAL CASTLES
HALSYON DIGEST / DEERHUNTER
ACOLYTE / DELPHIC
THE DRUMS / THE DRUMS
TOTAL LIFE FOREVER / FOALS
STUCK ON NOTHING / FREE ENERGY
PLASTIC BEACH / GORILLAZ
サンシャイン / HiGE(髭)
HAPPINESS / HURTS
QUEEN OF DENMARK / JOHN GRANT
GO / JONSI
MY BEAUTIFUL DARK TWISTED FANTASY / KANYE WEST
COME AROUND SUNDOWN / KINGS OF LEON
SURFING THE VOID / KLAXONS
I SPEAK BECAUSE I CAN / LAURA MARLING
THIS IS HAPPENING / LCD SOUNDSYSTEM
LIFE IS SWEET! NICE TO MEET YOU / LIGHTSPEED CHAMPION
A THOUSAND SUNS / LINKIN PARK
ROMANCE IS BORING / LOS CAMPESINOS!
MEMPHIS / MAGIC KIDS
POSTCARDS FROM A YOUNG MAN / MANIC STREET PREACHERS
HANDS ALL OVER / MAROON 5
HELIGOLAND / MASSIVE ATTACK
CONGRATULATIONS / MGMT
MAYA / MIA
TOP OF THE FUCK'N WORLD / THE MIRRAZ
SERTONIN / MYSTERY JETS
HIGH VIOLET / THE NATIONAL
EXTRA WOW / NICE NICE
EVERYTHING IN BETWEEN / NO AGE
THE DEFAMATION OF STRICKLAND BANKS / PLAN B
THE ORCHARD / RA RA RIOT
HOW I GOT OVER / THE ROOTS
NIGHT WORK / SCISSOR SISTERS
THE SOFT PACK / THE SOFT PACK
TRANSFERENCE / SPOON
NOBODY'S COMING TO SAVE YOU / THE SUNSHINE UNDERGROUND
GOLDEN WEEK FOR THE POCO POCO BEAT / THE SUZAN
SHADOWS / TEENAGE FANCLUB
HIDDEN / THESE NEW PURITANS
SHAKE/SHIVER/MOAN / 22-20S
TOURIST HISTORY / TWO DOOR CINEMA CLUB
CONTRA / VAMPIRE WEEKEND
HURLEY / WEEZER
DEATH TO FALSE METAL / WEEZER
言葉にならない,笑顔を見せてくれよ / くるり
シンクロニシティーン / 相対性理論

以上,66枚

2010.12.29 Wednesday

2010年ベストアルバム(第1位)

2010BEST1
コングラチュレイションズ / MGMT

第1位『CONGRATULATIONS / MGMT』

やはり,フジロックでのパフォーマンスが効いたのだと思います。
それ以降,暫くはこのアルバムばかり聴いていました。作品的にも素晴らしいですが,個人的な思い入れも強いアルバムでしたので1位にしました。(ちなみに,個人的な今年のベストシングルもM4「Flash DELIRIUM」に決定です。)

世間的にはかなり評価の低いアルバムかもしれませんが,そんなこと関係ありません。ダサいジャケットも含めて,文句なしに今年のNo1アルバムです。

ということで,本年も1年間,この駄ブログにお付き合いいただきましてありがとうございました。年々,更新回数が減ってきておりますが,来年もマイペースで続けたいと思いますので宜しくお願いいたします。(帰省のため暫くの間ブログのコメントができませんのでご容赦ください。)

2010.12.29 Wednesday

2010年ベストアルバム(第2位)

2010BEST2
ハイ・ヴァイオレット / ザ・ナショナル

第2位『HIGH VIOLET / THE NATIONAL』

今年聴いた作品の中で,一聴した時のインパクトは,このアルバムが一番大きかった。
正直,聴く前はそれほど期待していなかったし思い入れもなかったのですが,その分,あまりの素晴らしさに感動してしまいました。

別に音楽的に特筆すべきことはありません。とにかく良いメロディに良い声。それだけが生み出した,永く聴き継がれるであろう歴史的傑作です。 

2010.12.28 Tuesday

2010年ベストアルバム(第3位)

2010BEST3
サバーブス / アーケイド・ファイア

第3位『THE SUBURBS / ARCADE FIRE』

全16曲,駄曲なし。ロックの持つエネルギーが命一杯詰まったような作品。こういう正しくロック的で,政治的で,野心的なバンドが存在し,しかもちゃんと売れているという欧米のロック・シーン。羨ましいというか,思わず嫉妬したくなります。ピッチフォークの台頭等により,リスナーの多様化・流動化が進み,あちらの音楽業界も大きな転換期にあるようですが,このバンドがちゃんと評価されているうちは大丈夫でしょう。

今年1番聴いたアルバムなので,正直1位にしたいところですが,きっと海外のメディアのベストでも常連の1枚でしょうから,あえて3位。

2010.12.28 Tuesday

2010年ベストアルバム(第4位)

2010BEST4
ハルシオン・ダイジェスト / ディアハンター

第4位『HALSYON DIGEST / DEERHUNTER』

世間的には前作の方が衝撃度からしても評価が高いように思われますが,私は本作の方が好きです。何よりも前作よりずっと聴きやすくなったのが◎。ヴェルヴェッツの3rdあたりとタメを張るぐらいに美しくも儚いサイケデリック・ロック。同じく今年リリースされたビーチハウスの傑作『TEEN DREAM』も素晴らしかったですが,このアルバムの方がより死の匂いがします(?)。

すっかり大人になってしまった今よりも,毎日が憂鬱でたまらなかった20代の前半に聴きたかったアルバム。

2010.12.27 Monday

2010年ベストアルバム(第5位)

2010BEST5
フォギブネス・ロック・レコード / ブロークン・ソーシャル・シーン

年間ベストアルバム。
今年もこの季節がやってまいりました。本当に1年というのは早いものです。

それにしても,近年,我が国の音楽業界を取り巻く環境はこれまでにないほど激変しつつあるようですね。ロックという音楽がここ日本ではますます衰退化しつつあるのでしょうか。今年の売れたシングルベスト10は,AKBナントカと嵐が独占だそうです。日本の若者の方々はロックを聴かなくなってきたのでしょうか。草食男子とかが多いそうですが,昔からロックは草食男子にとっても(というか草食男子こそ)現実逃避の音楽として重宝されていたものですが,どうなんでしょう。スミスとか聴かなくても生きていけるのでしょうか? ディアハンターの『HALSYON DIGEST』とか必要ない?

ということで,我が国の音楽シーンはますますガラパゴス化しつつあるようですが,世界のロックシーンでは,今年も良いアルバムがたくさんリリースされました。いつもながら,至極私的なベスト5枚をご紹介させていただきます。

第5位『FORGIVENESS ROCK RECORD / BROKEN SOCIAL SCENE』

このアルバムは,まさに今年のスルメ・アルバムでした。フジロックでのライブでますます好きになったことをきっかけに,今年の下半期はこのアルバムをかなり愛聴しました。これまでの彼らの作品も大好きではありましたが,今作最も特筆すべきなのはこのグルーヴ感。冒頭の「WORLD SICK」から,あらゆる楽器が混然一体となって生み出すグルーヴに完全にやられてしまいました。アーケイド・ファイアがあれだけの評価と名声を得ているのですから,このバンドにももう少しスポットが当たってもいいような気がします。10年後も聴いているであろう傑作です。

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